せかい探究部初のフィールド調査プログラムを実施しました(2025/8/18-22)

上智大学がタイ・バンコクに設立した海外教育事業会社SophiaGEDが実施する高大接続教育企画の一つ、高校生探究学習プログラム「せかい探究部」。

コロナ禍にオンラインベースで開始したプログラムは6期目を迎え、夏休みにタイでの5日間のフィールド調査を行う「フィールドコース」を新たに開講しました。
従来からのオンラインベースでのレクチャー・ゼミを重ねる探究学習サポートに、調査渡航プログラムを組み入れたコースです。
2025年8月18日から22日の5日間で、初となるフィールド調査を実施しました。その様子を紹介します。

■ 1日目(8月18日)集合〜タイ到着・オリエンテーション

羽田空港に集合し、サポートの大学生スタッフ(1期修了生)とともにタイ・バンコクへ。現地で教員とタイ人のスタッフと合流し、ホテルまで公共交通機関で移動しました。
オンラインで一緒に学習や相談を重ねてきたメンバーが初の対面となり、高揚感あふれる時間となりました。

そしてタイについたところからフィールド調査はスタートです。移動の電車から外を眺めながら、観察が始まり、「広告が大きい(広告の国による文化がテーマ)」「やっぱりお寺がたくさんある(若者の信仰の様相がテーマ)」など、気づきを呟く様子、お互いに教え合う様子などがみられました。

ホテル到着後は夕食の時間を使って、オリエンテーションを行い、各自のフィールドプログラムに向けた思いの共有や、この後の活動のブリーフィングを行いました。

■ 2日目(8月19日)全員でバンコク市内複数箇所をまわってフィールド調査

渡航前のオンライングループレクチャーで、各メンバーのテーマを共有しそれらの調査対象が含まれそうなバンコク市内エリアをいくつかピックアップし、全員で巡りました。

調査のベースとして、バンコク市内で活動する感覚を身につけたり、視点を意識しての街の観察やその場で活動体験する中での情報収集、人に話しかけての聞き取り調査など、実践しながら調査のコツを身につけていきました。

メンバーの個性が出る行動から互いに気づきを得たり、話し合ったりしながら、みんなで基本的な力を築いていきました。各自の調査も早速スタート。フィールドでのデータ収集1日目となりました。
夜はホテルの部屋でデータ記録と調査のふりかえり。初回の経験を次の調査へ繋げる準備をして終了です。

■ 3日目(8月20日) 個人〜ペアに分かれ、SophiaGEDタイスタッフのサポートを得ながら各自調査

前日の経験を活かし、個人の探究の調査を実施。事前に調べてきたエリアや準備してきた質問事項・アンケートなどを使って、自分の探究のメインのデータ収集にチャレンジしました。

朝はホテルの部屋でのミーティングルームをし、SophiaGEDのタイ人スタッフとチームを組み、調査計画を共有しました。フィールドでの移動補助や通訳などをサポートしてもらいます。

ミーティングを経て、各チーム出発。それぞれの現場で、観察・聞き取りなどを行いました。

限られた時間の中で初めての場所での調査や、街行く方々への調査は想定よりも大変だと感じながらですが、スタッフのサポートも得たり、LINEのグループで各チームの近況をシェアして励まし合ったりコツを共有したりしながら、それぞれベストを尽くしました。

夜は、屋台の整備をテーマに探究しているメンバーの調査も兼ねて、ナイトマーケットで夕食をとりました。それぞれ調査の様子や得られた情報を共有するとともに、事前の学習や考えから、タイに来て実際に調査をする中で見えてきたこととの葛藤など、深い話をする姿も見られ、3日でぐっとフィールドと向き合う力の伸びが感じられました。

■ 4日目(8月21日)個人調査+フィールドでの時間の有効活用〜現地まとめ

あっという間に現地最終日、探究としてのデータ収集の続きへのラストチャンスに挑戦すると同時に、自分の探究テーマの枠にとらわれすぎず、タイやフィールドにいることを活かせる1日の過ごし方を考えて実践してみました。

タイのトレンドエリアをまわってみたり、現地の大学を見に行ってみたり、バンコクでの体験を重ねました。
最後の夕食は、みんなでタイの焼肉「ムーカタ」の食べ放題でみんなで鍋をつつき、賑やかに過ごしました。その中でも振り返りを一言ずつ共有する時間は、ぐっと真剣な顔で熱く語る姿が印象的でした。
そして、夜行便で帰国となりました。

■ 5日目(8月22日)帰国

たくさんの記録とともにみんなで元気に日本へ帰国。続くオンラインセッションや各自の探究の論文に向けた時間への気持ちを高めての解散となりました。

せかい探究部初めてのフィールドプログラム。SophiaGED/上智大学のフィールドやネットワークを活用しての探究としての広がりや深みが生まれたことに加え、各自の調査を行いながら相乗的に高め合う濃い5日間となっていました。

高校生にとっても、せかい探究部にとっても、新たな一歩を、この先に繋げていけるよう取り組んでいきます。