北海道教育大学 タイフィールドスタディーツアー(2024年度)を実施しました

2025年2月9日から18日にかけて、Sophia GEDは、北海道教育大学の国際地域学科の学生を対象とする「タイ・フィールドスタディプログラム」を同大学の有井晴香准教授と共に実施しました。
16名の学生が参加し、首都バンコクに加え北部のチェンマイ・チェンライを訪れ、地域ごとの文化や生活に触れながら学びを深めました。

プログラムは、バンコクでのフィールドワークからスタートしました。タイの大学生と交流し、それぞれの文化について意見交換を行ったり、バンコク市内を一緒に自由探索する時間も設け、都市の多様な側面を地元学生と深く体験する貴重な機会となりました。

その後、夜行列車でチェンマイへ移動。車窓から風景を眺めながらの移動そのものも、タイ国内の地理的・文化的な違いを肌で感じる学びとなりました。

チェンライでは、山地民の方の持続可能な暮らしのサポート活動に取り組んでいる「暁の家」を訪問し、有機農業や地域コミュニティとの文化交流を体験しました。伝統舞踊や地元の遊び、地元市場の見学など、地域の文化を多角的に学びました。

プログラムのハイライトとなったのは、少数民族カレン族の方々のヒンラートナイ村(Hinladnai)でのホームステイです。学生たちはカレン族の家庭に滞在し、言語、生活様式、文化的慣習を間近で学びました。伝統的な織物づくりや自然染色、山岳地帯でのハイキングなどを通じ、コミュニティの暮らしを深く理解する体験となりました。

最終日は滞在期間に記録をし続けたフィールドノーツを振り返りながら、プログラムを通じて学んだことをまとめ上げ、メンバー間で共有するワークを行い、プログラムを締めくくりました。

10日間の経験が、学生のみなさんにとってタイ文化への理解を深めるとともに、フィールドの生きた経験を通じて多くの学びと気づきを得る機会となったことを願っています。
北海道教育大学の有井先生・学生のみなさま、そしてご協力いただいたすべての方々に感謝申し上げます。