2020年の開始から、3期目を迎えたSophia GEDの高校生探究学習プログラム「せかい探究部」。
今年度からの新たな活動として「上智大学とのコラボ授業」を開始しました。
SophiaGEDせかい探究部プログラムと、上智大学正規科目(コース名「探究的な学びを創る」)のオンライン授業を連動させ、4回分の大学授業にせかい探究部の高校生が参加する形でのコラボセッション。
両プログラムからそれぞれ約30名の高校生・大学生が集まり、探究部メンバーが取り組んでいる探究を軸に共に学び合い、探究的な学びを楽しむ心・深める力や、他者と関わりながら社会的な力を伸ばす、参加型の授業です。
せかい探究部の高校生にとっては探究を軸にさらに世界を広げ、学びを発展させる新企画として、上智大学の大学生にとっては、高校生をサポートする立場として研究の基礎的スキルの応用実践やファシリテーション等の社会的スキルを伸ばす機会として、高校生・大学生が共に探究を軸にグループワークに取り組んでいきます。

第1回が11月16日に開講。せかい探究部3期生と上智大学の多様な学部学年の大学生との交流から始めました。
前半はランダムグループで、自己紹介やフリートーク、後半は次回以降の授業で共同作業をするチームに分かれ、メンバーと対話・チームづくりをする時間を持ちました。


今後の第2,3回目の授業では、少人数チームで「探究コラボチャレンジ」と題しチームの大学生と高校生が協力し、各高校生メンバーの探究が一歩前進する1ステップや1アクションを考えて共に取り組んでいきます。
せかい探究部、大学科目それぞれで学んできたことを合わせながら、実践的に学びを深めていきます。


なお、大学側の受講生の中には、高校時代にせかい探究部に参加していた修了生も含まれ、長期的な関わりの中で、将来につながる学びの場を一緒に創り続けています。
探究を軸に高校と大学を学びで繋ぐプログラムとしての新たな試み。今後の活動でどんな学びが生まれるか楽しみながら、受講生のみなさんとともに実践を重ねていきます。
初回授業を終えてのせかい探究部高校生の感想:
大学生の先輩方とお話しして、探究も勉強もより一層モチベーションが上がった。様々な分野を学ばれている方々から意見をいただける貴重なチャンスなので、多角的な視点から探究テーマについて見てもらい、今までにない発想を創り出していけたらと思う。
率直に楽しかったです!大学生に自分の興味・関心について詳しくお話しできる機会なんてなかなかないと思うので、自分の探究について深められる機会となるのを楽しみにしています。
非常に楽しくて、たくさんの出会いがあったセッションでした! 大学生のみなさんが優しく接してくれて嬉しかったです。みんなが話せるように話をまわしたり、話していない人がいたら自己紹介の内容から興味があることを推測して話しかけてくれる大学生がいて、すごい!と思いました。 コミュニティが広がっていることを実感できる機会でした。とにかくすごく楽しかったです!
大学生の感想:
高大連携授業非常に楽しかったです。まだ少し緊張感がありましたが、探究のことで困っている点を高校生が積極的に話してくれたので、一緒に解決していこう!と思いました。来週からの取り組みも、高校生の探究の一助となるように私自身も思考を巡らせて一緒に考えていきたいです。
せかい探究部の高校生と話すことはとても新鮮で楽しかったのと同時に、高校生からの質問で「大学ではどんなことを学んでいるのか」「最近は何をしているのか」など、純粋に気になっている質問を尋ねられたことで、自分が高校生の時に考えていた大学への期待の気持ちを思い出してとても懐かしく感じた。そしてそのときの好奇心を思い出して高校生の探究に全力で協力したいと意欲が湧いた。
やりたいことなどを1人で進めていける環境が整備されつつありますが、偶然も含めて人が関わり合い、学び合う中で生まれる学びにはかなわないと感じました。また、その中で新たなやりたい!が出てくると思います。それがコラボチャレンジなのかなと今回の授業を通して思いました。
■せかい探究部の活動の詳しい様子はプログラム活動紹介ブログへ
https://sekaitankyubu.sophia-ged.com/