北海道教育大学 タイオンラインフィールドプログラム(2021年度夏季)を実施しました

2021年9月22, 23, 26, 28日の4日間で、北海道教育大学函館校の国際地域学科の学生さんを対象とした「タイオンラインフィールドワークプログラム」を、同大学コース担当の有井晴香先生と共同で実施しました。

4日間のプログラムでは、バンコク近郊とタイ北部のチェンライを2日ずつ体験。各地の学生とのペア・グループワークや、現地で活動される団体のバーチャル訪問、zoomでのLIVE中継など組み合わせながら、様々な形でタイを体感していただくことを目指しました。

タイ人の学生・現地の方々やタイで活動をする日本人の方との交流・対話を通じては、タイの文化に触れるとともに、格差などのタイの社会問題も学びました。短い期間ではありましたが、タイの様々な側面に触れ、考えるきっかけとしてもらいました。
また、チェンライ県で少数民族の学生寮を運営するメーコック財団との交流では、子供たちからの歌のプレゼントなどもあり、オンラインながら、現地を感じられるとても印象的なプログラムとなりました。

参加学生のみなさんの感想の一部です。

バンコク、スラム、北部の県と4日で違う景色や文化、そこで暮らしている人と関わることができ、とても充実したセッションでした。コミュニケーションをとったり、英語を使うことは好きですが、こういった機会も少なく、経験を積むこともできていませんでした。緊張で思うように伝えたいことを伝えれないこともありましたが、同年代の人と文化を教えあったり、単純な会話をしたことがなにより楽しかったです。このつながりを大事にしていきたいなと思いました。

このプログラムを受ける前はタイを含む東南アジアは行ったことがないし、あまり関心を持っていませんでしたが、タイの文化やスラムの現状を知ったり学生達と交流することで自分が知らなかった世界にたくさん気づくことができ、なんでなんだろう?と疑問に思うことが出てきたり、自分なりに考えるうちにタイに対する興味が増しました。
このプログラムを通して、改めて自分の知らないことを知る時の楽しさや、もっと知りたいという探求する気持ちの大切さ、自分の考えをまとめアウトプットすることの大切さなどを感じることができました。楽しいだけでなく、今後自分はどうしていきたいのかということも考えさせられるような、自分にとってすごく有意義な4日間になりました。

今回のプログラムで感じたこと・興味を持ったことや、山岳民族の学生さんとペアワークで作ってもらった現地訪問プランなどをもとに、さらにタイや東南アジアについて考えていただいたり、いつか実際にタイを訪れてもらえる日が来ることを願っています。

北海道教育大学のみなさん、ありがとうございました!