日本の大学の中でも先進的な「全員留学」を実践している千葉大学との共同プログラムとして、タイオンライン留学プログラムを企画実施しました。
千葉大学担当の先生・職員の皆さんと協力しながら、「オンライン留学プログラム」としての学びのデザイン、現地でのアレンジや中継・ファシリテーションなど、全体の構築から細部のコンテンツ作りまで包括的に行い、千葉大学の新しい取り組みに参画させていただきました。
今回のプログラムでは、法政系学部をはじめとする、全学の様々な学部からの参加学生(学部2年生)を対象に、ASEAN・メコン地域の経済発展やそれに伴う社会の状況をテーマに、多様な訪問先の人々との交流や、現地学生とのプロジェクト学習を通じて学ぶ機会をつくりました。
千葉大学の協定大学であるマヒドン大学と連携し、キャンパスのバーチャル訪問や、学生と一緒に授業に参加しディスカッションやグループプロジェクトに取り組むなど、留学体験ができるオンラインプログラムとなっています。
参加した学生さんの感想の一部を紹介します。
日本では到底出会うことのない人と交流出来た点が自分にとって良かったと思います。マヒドン大学の学生は勿論、山岳民族の学生の方の話を伺う機会はとても貴重でした。様々な人の意見や考え方に触れ、自分の勉強に対するモチベーションが上がったと感じます。
私は英語が得意ではなくコミュニケーションを取るのもあまり得意ではなかったので、プログラムが始まるまではとても不安に感じる部分も多かった。しかし全体的に参加しやすい雰囲気が強かったので、そのような不安はプログラムが始まってすぐに無くなった。
毎日の講義ではとても難しく感じるものもあったが、初めて知ることがほとんどだったので、とても勉強になったし、タイについても少しずつ知ることができた。
グループ活動では、同じグループのメンバーがとても優しく、困った時には助けてくれたので、楽しく参加することができた。うまく聞き取れずに困っているときに、マヒドン大学の学生が優しく声をかけてくれるような機会も多く何度も助けてもらったことをよく覚えている。他の学生の英語のレベルが非常に高いのを見て私も英語が上達できるようにこれからも頑張りたいと思った。2週間という短い期間ではあったが、非常に多くのことを学ぶことができたし、多くの経験をすることができてとても楽しむことができた。
オンラインプログラムでの制約もありながら、オンラインだからこそ短期間で様々な人と繋がることができたり、2週間プログラム・2回実施で70名近くのたくさんの学生さんに参加していただくことができました。
今回の経験をもとに、フィールドとつながることでのさらに多様な形での学びを工夫しながら実践していきたいと思います。
千葉大学のみなさま、ありがとうございました!