2022年2月28日(火)〜3月10日(金)の11日間をかけて、千葉大学の学部生を対象としたスタディーツアー「全員留学タイプログラム(マヒドン大学)」を実施しました。
千葉大学が2020年度から取り組んできた全員留学のプログラムが、コロナ禍のオンラインのフェーズを経て、ついに2022年度第6ターム(2022年度後期)より対面での渡航プログラムに。
今回のグループが、初めて渡航でタイに訪れる最初のグループとなりました。
このプログラムは、担当の石戸光教授(千葉大学国際教養学部)の専門分野でもある社会経済的側面を軸にしながら、 エネルギー溢れる東南アジア・タイの経済発展や社会の様子を、フィールドでのさまざまな体験を持って学んでもらうプログラムです。
タイ・バンコクおよび、タイ東部の県をまたがる東部経済回廊沿いの地域をフィールドに、千葉大学の海外オフィスもあるマヒドン大学をはじめとした現地の大学訪問や学生交流、仏教寺院や象乗りなどタイ文化体験、バンコク中心部の開発・商業エリアや地域コミュニティーなど様々な地域の訪問、現地で活動する日系企業さんのご協力を得てのビジネスワークショップ、スラム地区で発展と共にある社会課題を考える機会、そして参加者自身の力でフィールドを探索してもらう1dayフィールドワークなどを体験しながら、様々な側面からタイの社会・経済の今を目にし、考えてもらいました。
初の渡航プログラムには、文学部・法政経学部・教育学部・工学部・理学部・薬学部・医学部学部2〜3年、男女合わせて17名の学生さんが参加しました。海外が初めての参加者の方も含め、いろいろなバックグラウンドを持ったメンバーが集まり、共通の経験をしたり、異なる見方を共有したりすることで、学びを深めていくとても充実した機会となりました。
参加されたみなさんが、国際社会や東南アジア地域に関する新しい視点を獲得し、各自の将来のキャリアやこれからの社会での生き方へのアイデアを得ることができていれば幸いです。
石戸先生はじめ、千葉大学でプログラムを支えてくださったみなさまと、一緒に検討し続けてきた留学プログラムを、オンラインに続き渡航でも実現させられたことを大変嬉しく思います。ありがとうございました。
また、訪問先の方々へは、多大な協力や理解をいただき、学びの多いツアーを実施することができました。ありがとうございました。
千葉大学のみなさんが、またそれぞれの形でタイや東南アジアとつながり続けてくださったり、またタイに来てもらえることを楽しみにしています。