2023年8月26日~9日5日の11日間をかけて、千葉大学の学部生を対象としたスタディーツアー「タイの社会・経済に関するフィールドスタディ(バンコク+西部コース)」を実施しました。理系・文系さまざまな学部から1-4年生25名が参加しました。
渡航の2シーズン目となる今季は、「バンコク+東部地域」と「バンコク+西部地域」の2コースを実施。
バンコク+西部コースでは、地域文化に根ざした観光業など、タイの土地や文化を生かした社会・経済発展の実地体験を軸に、バンコク、アンパワー、フアヒンなどバンコク周辺の様々な地域を訪れ、タイの文化や、社会・経済について様々な角度から学びました。
初日はタイの大学生やグループのメンバーとバンコク市内のフィールドワークを実施。タイの大学生に教えてもらったり自分達で調べてさまざまな場所を自由に訪れながら、リアルな経験を通じてバンコクの様子を感じ取ったりタイへの理解を深めました。
バンコクでのプログラムでは、タイのトップ大学・マヒドン大学インターナショナルカレッジの教授による異文化理解に関する英語レクチャーや、タイ進出している日系企業・Adastria(Thailand) Co.,Ltd.(nico and…)のビジネスワークショップなどを通じてグローバルな社会を実践的に学ぶ機会を持ったほか、商業発展エリアの視察や自然が残されている地域でのサイクリングなど、バンコクを様々な側面から体験しました。
続いて、バンコク近郊の地域(サムットサコーン県)に移動し、ミャンマー等からの移民労働者をサポートする団体の訪問や、移民労働者の子どもたちが通う教育機関でのボランティア体験を通じて、タイの社会問題の具体事例に触れながら、社会問題を考える機会を持ちました。
また、同県の有名な観光地域でもあるアンパワーでは、水上マーケットや鉄道市場の訪問で地域文化を活かした観光業を楽しみながら学んだほか、地域コミュニティに滞在し、パッタイ、グリーンカレーなどのタイ料理やタイの伝統的なデザート、ココナッツの葉を使った籠細工などを作りの体験や、村の家で一晩のホームステイを通じて、現地の方と交流をしながら地域文化に深く触れました。
さらに足を伸ばしビーチエリアのフアヒンにて、観光都市開発の様子を体感を通じて学びながら、ラップアップセッションを実施。プログラムをともに経験したメンバーの間で、それぞれ異なるバックグラウンドに基づく視点や考察を共有しながら、タイでの学びをふりかえりました。
担当の石戸光先生はじめ千葉大学のみなさま、また訪問先の方々の多大な協力や理解をいただき、学びの多いツアーを実施することができました。ありがとうございました。
千葉大学のみなさんが、またそれぞれの形でタイや東南アジアとつながり続けてくださったり、またタイに来てもらえることを楽しみにしています。