2023年2月2日〜2月12日にわたり、千葉大学薬学部との共同プログラムとして、同学部2年生を対象としたタイオンライン留学プログラム「薬学留学」を実施しました。
全ての学生が在学中に海外での学びを経験する「全員留学」を実践している千葉大学。本プログラムは2021年度から、千葉大学薬学部との共同でSophiaGEDが薬学部の学生さんを対象とした分野特化型としてデザインしたタイ留学プログラムです。専攻している薬学を軸にしながら、異文化や世界とつながる体験や学びの機会となっています。
千葉大学薬学部2年生9名のみなさんとタイのマヒドン大学・シルパコーン大学からの現地大学生が合同で参加し、連日タイのさまざまな連携先のゲストの方々とのセッションを通じて学びました。
全2週間のプログラムは、オンラインでも現地を体感できる工夫として、事前に参加者にタイから届けたプログラム関連グッズの開封からスタート。タイの大学生との連日の交流や全体を通じたグループプロジェクトワークを軸としながら、東南アジアの薬学に関する学術的なレクチャー、タイの伝統医学の一つであるマッサージ体験、医療ビジネスのミニワークショップ、さまざまな医療事情に置かれる地域の人々との交流など、多様な切り口でタイに触れ、現地学生と共に考えてもらいました。
タイ学生との日々のグループトークをはじめ、ゲストスピーカーへの質問など、英語で話すことへもたくさん挑戦しました。積極的に取り組んで機会を生かそうとしている様子が窺えました。
参加した学生さんの感想の一部を紹介します。
自分の言いたいことを完全に英語で言うことができなくても、とにかく積極的に話そうとしたり単語だけいうだけでも意外と相手はわかってくれてコミュニケーションが取れるということをタイの学生と会話する中で学びました。
また、様々な先生の授業からタイの医療や薬学について学ぶことができました。意味を知らない英単語が多くて苦労しましたがスライドを見返すなどして単語を覚えたり内容を深く理解できるように頑張りたいと思います。プログラム全体から、タイの良い部分や解決していってほしい部分などを知り何か自分も将来タイに貢献出来たらいいなと思いました。タイの人はどんな環境の人も頑張っているとも感じ自分自身ももっと努力しないといけないと刺激を受けました。
実際の映像を見る機会を多く設けてくださったおかげで、タイの文化や現状などを、実際に存在するものとして実感することができました。より現実のこととして問題点や改善点を考え、疑問を持ち、深い学びにつながりました。
また、短期間でコミュニケーションをとり、ともに発表をする、という経験が今までになかったため、とても糧になりました。プレゼンテーションのスキルがタイの学生さんたちはとても高く、驚きました。見様見真似で形にすることができました。最終発表以外にも、プレゼンの機会があったことにより、プレゼンを作成する際のコミュニケーションのコツや、役割分担、またほかの班の長所を学ぶことができました。
タイの学生との毎日のコミュニケーションにおいて日常会話における英語の使用がスムーズになり、英語で他の人と話すことへの抵抗が減ると感じました。様々な話題について英語で話す機会があり色々なことを学ぶことができ、とても楽しかったです。
また、薬学生としてタイの医療関するプロジェクトを考えプレゼンテーションをしたことで、その土地の医療の改善点やどのようなものが必要とされているのかを考える力が大切だと学びました。スラムを訪問したり、少数民族の人達と会話をするセッションでは、今までの彼らに対するイメージとはまた違った事実を知ることができました。
全体を通して、日本とは違う文化の国の人々と触れ合うことはとても刺激になりました。様々なことを学べてとても楽しかったです。
メンバーで協力し合いながら、オンラインでの留学プログラムという場に真摯に取り組んで、それぞれが収穫を得てたくましく成長される様子が見られました。
また学生の皆さんのプロジェクトワークの発表などからは、私たちも新たなタイの一面に触れることもできました。
千葉大学薬学部のみなさま、ありがとうございました!